阪急電車の帰り道
阪急電車の帰り道
阪急電車のつり革と鞄片手に項垂れる
シートに座る茶髪の学生と優先座席お爺さん
その間に俺はいる
ポスター広告の宝塚がキラキラしてる まるで元カノが営業成績トップのスターだったみたいに
どうしてんのかあいつ?たまに考える 自分以外の誰もが人生うまくいってるみたいに感じるし たまにとんでもなく失敗してる人をみると なんか安心してる気持ち悪い自分がいたりする
一番なんかなったことない なってみたい
そんな小さな嫉妬が 彼女を大好きで大嫌いにさせた
でも本音は可愛くて好みだった ただそれだけ
だから毎年くる誕生日くらい静かに花を贈らせてくれよ。
駅のホームに駅員さん、最近女の人も増えたみたい 機械に仕事とられたり でも人手不足って叫んでみたり どっちつかずのニュースもゴシップも自分に分厚く貼られてるレッテルもライター炙ってとかしてやりたい
ピタパでピッと、通る改札 自分の前だけ急に閉まる 通れると思った出口がいきなり塞がれて 行き場をなくした 情熱も今は行方知れず
さあそれでも駅からでなくちゃ 人生は続いていく 階段降りて夜の帳に足を踏み出す
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