ユリカモメ
ユリカモメ
ねぇ行かないで 一人にしないで どうしてそんな目をするの
「幸せになってほしい」なんて言わないで あなたとなれない幸せにいったいどんな意味があるのでしょう
今、何時かな 橋の途中で佇んで 夜の暗さを眺めていると
鴨川流れるユリカモメ 群れから離れてどこ行くの?
あなたと歩いたこの道も 手のぬくもりだけが返す日々
ああどうか戻ってほしい と手招く声も 京の空の遠く彼方へ
「元気ですか?どうしていますか?」手元の頼りも頼りなく
頼れない心が今も叫んでいる
諦められない どうしてもどうしても
お願いそばにいて ひとりにしないで あなたと寄り添えれば 他には何もいらない
「一生忘れられない」なんて言ってずるい 一人でいってしまうくせに
不器用な気遣いが嬉しくて 何気ない一言に傷ついて
楽しみにしていた週末に顔を浮かべてつくるお弁当
眠い瞼をこすっては あなたの笑顔に癒される
今も覚えてる 胸のぬくもりと抱き返してくれるあの腕の優しさを
鴨川遠くへユリカモメ 一人で飛んでどこ行くの?
橋のたもとで待ってるよ 声も空しく川のせせらぎ
ああどうか戻ってほしい と手招く声も 今日の空の遠く彼方へ
ねぇ行かないで 一人にしないで どうしてそんな目をするから
「幸せになるわ」なんて言ったけど 強がりも涙にかわる一人の夜
お願い行かないで どうかどうか 幸せだった二人に戻してよ 神様
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